源
源さんのよみつい
242件中 41-60件を表示

羊と鋼の森 [単行本]

宮下 奈都

文藝春秋 2015-09-11

この本のよみつい この本のamazon

[羊と鋼の森:宮下 奈都]読了。一作品挟んで「オルフェオ」再読後に本書読み始めた。本を読んでいる時には大抵、自分の経験と照らし合わせて頭の中に映像がぼんやりと浮かんでは消えしているのだけど、この作品はそれがとても鮮明に浮かび上がってくる感じ。音楽がテーマの作品、やっぱり好きだなあ

消滅世界 [単行本]

村田 沙耶香

河出書房新社 2015-12-16

この本のよみつい この本のamazon

[消滅世界:村田 沙耶香]読了。千葉とかいう理想郷に私は住みたい…。人なんて所詮、糞を垂れ流すだけの糞袋…という感じで悟りの様な境地に至った人々が増えて、管理は避けられないけど一定のプライバシーは守られてるし、節操を貫く覚悟と日本人的宗教観を持ってすれば“千葉”実現に疑いは…無い

オルフェオ [単行本]

リチャード パワーズ

新潮社 2015-07-31

この本のよみつい この本のamazon

[オルフェオ:リチャード パワーズ]読了。タコブーム到来?…最近だと映画「ブリッジ・オブ・スパイ」や「バットマンvsスーパーマン」でこのジダーノフ批判の的となった大作曲家の曲が使用されてた。自分にはまだかの作曲家の曲に余韻を感じ取る事は難しいのだけど、この本の余韻には…グッときた

あの日 [単行本]

小保方 晴子

講談社 2016-01-29

この本のよみつい この本のamazon

[あの日:小保方 晴子]読了。「捏造の科学者 STAP細胞事件」を読んだのがちょうど1年前。その反証本を読まない訳にはいかないということで手に。本書には須田氏の名前も当然出てきて当然の様に真っ向から見解の相違が見られる。人ひとり縊死しているという事実がやりきれないのだよなこの事件

朝が来る [単行本]

辻村 深月

文藝春秋 2015-06-15

この本のよみつい この本のamazon

[朝が来る:辻村 深月]読了。この題材のドキュメンタリー番組恐らく見てたと思う。前2章とは趣きを異にする終結部に繋がるひかり目線の第3章、読み手にかなりマゾヒスティックに耐える事を要求してきて疲れたけど、猥雑な所に落ちそうで落ちないギリギリ感が素敵。著者の他の作品も読みたくなった

未成年 [単行本]

イアン マキューアン

新潮社 2015-11-27

この本のよみつい この本のamazon

[未成年:イアン マキューアン]読了。余白が多い作品なのでどう解釈すれば良いのか考えが纏まらないけど、あの判決に意味はあったのだろうか?とか、剥き身で世間に放り出された少年は何を考え何を思ったのだろう?とか、それを想像すると何故?という思い半分、やっぱりという思い半分で切なくなる

図書館大戦争 [単行本]

ミハイル エリザーロフ

河出書房新社 2015-11-26

この本のよみつい この本のamazon

[図書館大戦争:ミハイル エリザーロフ]読了。超自然的能力を読者に与える本を巡る争いに巻き込まれた男を描くダークファンタジー?といった感。その戦いの一部が何故か団体肉弾戦(銃使用NG)で、血湧き肉躍る様な描写というより映画「スリーハンドレッド」的な血肉飛び散る凄惨さでもって疲れた

わたしの物語 [単行本(ソフトカバー)]

セサル・アイラ

松籟社 2012-07-27

この本のよみつい この本のamazon

[わたしの物語:セサル・アイラ]読了。まったく信頼できない語り手の主人公(性別すら不明)によって、30ページ辺りから「なんだこれ??」となり、ラスト数十ページで「ちょ、ちょっと待って…なんだこれ!!!!」と疑問符が感嘆符に変わる事間違いない物語。著者の他の作品も読んでみたくなった

第三帝国の愛人――ヒトラーと対峙したアメリカ大使一家 [単行本]

エリック・ラーソン

岩波書店 2015-09-26

この本のよみつい この本のamazon

[第三帝国の愛人――ヒトラーと対峙したアメリカ大使一家:エリック・ラーソン]読了。なんとも煽情的なタイトルだけど、とてもアイロニカルな意味合いが込められてる。主人公は少々危うい面もあるけど、最近観た映画「ブリッジ・オブ・スパイ」にも通ずる、真に愛国者とは?に思い巡らせざるを得ない

呪文 [単行本]

星野 智幸

河出書房新社 2015-09-11

この本のよみつい この本のamazon

[呪文:星野 智幸]読了。前半と後半でまったく印象を異にするのでちょっと戸惑った。前半は不穏な中にも面白キャラ登場するし、おお!キングのニードフル・シングスもしくはアンダー・ザ・ドーム日本の商店街版?と思いきや、後半は“個別の11人”的な思想が大きく絡むので、おお!となる変な作品

ロゴスの市 [単行本]

乙川 優三郎

徳間書店 2015-11-10

この本のよみつい この本のamazon

[ロゴスの市:乙川 優三郎]読了。インプット→アウトプットを意識する事で(仕事には生かされて無い…)いかに自分の記憶に残る分かり易い文章にするかを考える様になり、一応この140文字も推敲してみたりするのだけど日本語は難しい。そんな言葉の海にダイブして格闘している翻訳家さん達に感謝

みちくさ日記 [コミック]

道草晴子

リイド社 2015-10-09

この本のよみつい この本のamazon

[みちくさ日記:道草晴子]読了。晴子さんといえば小保方氏が最近手記を発表したとの事だが、同じ晴子でもこちらの晴子さんが語る半生は凄まじい。なにせ29年もの間、魂を捕われ続けていたのだから…。重い内容だが笑えるし泣けるし自分の人生と重ね合わせて感情移入せずにはいられない、そんな作品

世紀の空売り [単行本]

マイケル・ルイス

文藝春秋 2010-09-14

この本のよみつい この本のamazon

[世紀の空売り:マイケル・ルイス]読了。自由世界に住む無垢な市民としては、正直“空売り”の意味さえ理解して無かった訳で…。3月公開予定の本書の映画版と、近日公開の「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」(多分、下流側を描いた作品なのだと思う。)を鑑賞して補完しようかなと思っている

ハリス・バーディック年代記:14のものすごいものがたり [単行本]

C・V・オールズバーグ

河出書房新社 2015-08-21

この本のよみつい この本のamazon

[ハリス・バーディック年代記:14のものすごいものがたり:C・V・オールズバーグ]読了。謎の作家ハリス・バーディック氏が短い説明文と共に残した14枚の不思議な絵。それを元に14人の作家が物語を紡ぎだすという変わった短編集。自分的には「招かれなかった客」と「リンデン氏の書棚」が好き

日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピー [単行本]

前川 裕

光文社 2012-02-18

この本のよみつい この本のamazon

[クリーピー:前川 裕]読了。ファンタジー・サスペンスといった感。誰でも知っている様な常識をあまりにもご都合主義的に捻じ曲げていて現実社会との乖離、齟齬が目立つ。そうしたノイズと相まって結末もなあ…。文庫版はその辺改訂していたりするのだろうか?映画版はどんな脚色をするのかが楽しみ

出身国 [単行本]

ドミトリイ バーキン

群像社 2015-05

この本のよみつい この本のamazon

[出身国:ドミトリイ バーキン]読了。7編の短編集。難解で読み辛いという事では無いのだけども第2編までは全く物語が頭の中に入って来ず、全編読み終えてから最初の2編を再読してみたがやはり難しかった。自分の読解力の無さを棚に上げておいてもこの文体の放つ独特なヒンヤリ感は堪能したと思う

観光 [単行本]

ラッタウット・ラープチャルーンサップ

早川書房 2007-02-21

この本のよみつい この本のamazon

[観光:ラッタウット・ラープチャルーンサップ]読了。7編の短編集。このタイトル、表紙を見て異国情緒あふれる、BGMにAORとかイージーリスニングが合いそうなそんな作品と誤解する事なかれ。これまったく人生謳った深淵な作品なのだなあ。本作発表時、著者がまだ20代だったというのが驚き

院内カフェ [単行本]

中島たい子

朝日新聞出版 2015-07-07

この本のよみつい この本のamazon

[院内カフェ:中島たい子]読了。そう今年、まるでついこの間の事の様に感じられるのだけど、正月早々インフルエンザで久々の本格的ダウンをして病院の外来のお世話に。有り体に言えばその時健康のありがたさを痛感したのだなあ。そんな2015年もあと僅か。やり残した事が沢山有る様な無い様な…

山怪 山人が語る不思議な話 [単行本(ソフトカバー)]

田中康弘

山と渓谷社 2015-06-06

この本のよみつい この本のamazon

[山怪 山人が語る不思議な話:田中康弘]読了。タイトル通り著者が実際に山に生きる人々を取材し纏めた物。どれも明確なオチがある訳では無いけどホラー映画の元ネタになりそうな感じの逸話でいっぱい。“狐”が殆どの話で登場するのだけど、人間に置き換えると醜悪な事件となる様な話も…それが怖い

[単行本]

月村 了衛

光文社 2015-03-18

この本のよみつい この本のamazon

[槐:月村 了衛]読了。なんじゃこりゃ。この作品、対象年齢どこに設定しているのか謎だけど今時の中高生がこれ読んで面白いと感じるとは思えない。取って付けた様なジュブナイル“風”展開とか中途半端(そもそも少年少女を描くつもり無いみたい)だし、敵は敵でホームラン級のバカ揃いで薄っぺらい