源
源さんのよみつい
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木に登る王:三つの中篇小説 [単行本]

スティーヴン・ミルハウザー

白水社 2017-06-22

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[木に登る王:三つの中篇小説:スティーヴン・ミルハウザー]読了。まるで一雨ごとに寒くなる今の季節の如く悲劇への予感を増してゆく表題作、お互い言葉に出さない王と妃の愛の迷宮物語はこちらの想像力を掻き立たせるだけ掻き立たせておいて中々思う様な展開にはなりませんが、この箱庭感好きです。

T島事件 絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか [単行本(ソフトカバー)]

詠坂 雄二

光文社 2017-07-19

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[T島事件 絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか:詠坂 雄二]読了。「え?」、、となる。そして、え?の後には「何じゃこりゃ!」と否定的な言葉を続けざるを得ない。いきなりエクスキューズで始まるこの物語は、現実離れした、実社会とは地続きで無い(孤島が舞台だけに…)そんな縁遠さを感じた。

R帝国 [単行本]

中村 文則

中央公論新社 2017-08-18

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[R帝国:中村 文則]読了。私は「クプウ!」と笑う側になりたいーー擬声語だと思っていたクプウは後にクプウと笑う人物の告白から一語一語きっちりク・プ・ウと発声されている事が分かるのですが、思わず声に出して読みたくなるクプウは恐らく作者も発声を何回もしてクプウに決めたのだろうと推測。

[単行本]

朝井 まかて

新潮社 2016-03-22

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[眩:朝井 まかて]読了。ある意味ラッキーだったのは、自分に全く予備知識が無かったという事。そんな訳で、作中登場する作品の数々を検索しながら二重に楽しめた。特に「夜桜美人図」初見時の感動たるやーーお栄さんの作品が自分の想像を遥かに超えモダンであった事もその大きな理由だと正直思う。

星の子 [単行本]

今村夏子

朝日新聞出版 2017-06-07

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[星の子:今村夏子]読了。実家のS県S市に住んでいた頃の話ですが、選挙で某宗教法人団体を母体とした政党の立候補者ポスターが張り出されると、1日で消えるんです。正確に言うとカッターなどの刃物でポスターの上下僅かな部分を残してスパッと切り取られるのです。見せしめの為なのでしょうか…?

その犬の歩むところ [文庫]

ボストン テラン

文藝春秋 2017-06-08

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[その犬の歩むところ:ボストン テラン]読了。作中、犬種はもとよりほとんど特徴的な事には触れられてないのだけど、多分GIVは表紙の写真が無くてもラブラドールレトリバーもしくはロットワイラーみたいな垂れ耳の中大型犬をイメージして読んでいたと思う。著者の犬への偏愛が伝わってくる作品。

ドッグ・ファイター [単行本]

マーク ボジャノウスキ

河出書房新社 2013-08-13

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[ドッグ・ファイター:マーク ボジャノウスキ]読了。主人公が過去を回想しているので、語り部たるこの男が死ぬ事は無いのだな…と、初めは安心していたのだけど、もしかして彼は亡霊なのでは?と、最後で混濁した状態に。主人公の男をメキシコ系ではないけどジョン・バーンサルに変換して読んでた。

五月の雪 [単行本]

クセニヤ メルニク

新潮社 2017-04-27

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[五月の雪:クセニヤ メルニク]読了。ロシア系作家の短編集。あれ?なんか同じ様な名前が出てくるのだなあと思ったら、何となくゆる~くだけど繋がっている物語がある事に最後の短編を読んでいてやっと気付いた。ソ連崩壊(1991年)以前の物語3篇と以降の6篇で空気感が全然違うのが面白い。

原点 THE ORIGIN [単行本(ソフトカバー)]

安彦 良和

岩波書店 2017-03-11

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[原点 THE ORIGIN:安彦 良和]読了。某氏曰く「ORIGINは思想的につまらん。結局、安彦さんはニュータイプを分かって無かった」ーこれに対し本書では「一部オタクや自称評論家がニュータイプを曲解、その理解の歪を是正するためにORIGINを製作した」と…。もう見るしかない。

エウロペアナ: 二〇世紀史概説 [単行本]

パトリク オウジェドニーク

白水社 2014-08-21

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[エウロペアナ: 二〇世紀史概説:パトリク オウジェドニーク]読了。トム・クルーズ氏が熱心な信者として知られるサイエントロジーが1段落で取り上げられていて、その概略から想起されるのは最近見たドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「メッセージ」。氏は主人公のあの状態を目指しているのかしらん…。

アメリカーナ [単行本]

チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ

河出書房新社 2016-10-25

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[アメリカーナ:チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ]読了。数年前ドラマーズ・オブ・ブルンジの公演を見て感動したのだけど、アフリカで連想するプリミティブな物、野生動物とかマサイ族とか、はたまた内戦とか海賊とか…。そんな自分の偏狭なイメージが覆った。ノリウッド映画なる物を見てみたい。

しんせかい [単行本]

山下 澄人

新潮社 2016-10-31

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[しんせかい:山下 澄人]読了。ここではない、どこか遠い地に自分の本当の人生があるのかもしれない…。なんて考える事誰でもあると思うけど、新聞の募集広告見てそれを実行に移してしまったスミトが少しだけ眩しい。高邁な理想を持ち先生の元に来た人は逆に挫折するんじゃないかと読んでて思った。

ニューカルマ [単行本]

新庄 耕

集英社 2016-01-04

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[ニューカルマ:新庄 耕]読了。マルチは無いがカルトの勧誘を元同級生から受けた事がある。深夜のファミレス、そいつとその先輩を名乗る男とのハンディキャップマッチ。東の空が暁に染まる頃、勧誘を諦めた彼が額に汗を浮かべ、顔を引きつらせ放った捨て台詞「君は地獄に落ちる!」…。俺の完全勝利

キャッツ・アイ [単行本]

マーガレット アトウッド

開文社出版 2016-12

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[キャッツ・アイ:マーガレット アトウッド]読了。小学生時分のスイミングスクール。水泳が苦手という事以上に近所の年下と一緒に通うのが嫌で、またそいつが私より上級クラスだという事を理由にしてか横柄な態度を取る訳だ。それが小坊にとってどんなに屈辱的だった事か。そんな昔を思い出してた。

ザ・ロード [ハードカバー]

コーマック・マッカーシー

早川書房 2008-06-17

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[ザ・ロード:コーマック・マッカーシー]読了。次のページをめくるのに気持ちの準備が必要などころか、次の行の文字を一瞬でも目で追ってしまうのすら躊躇われる様な、そんな緊張感を最後の最後まで強いられる。頼むからこの父子だけには災厄が降りかからないでくれと祈る様な気持ちで読み進めた。

犯罪小説集 愛蔵版 [単行本]

吉田 修一

KADOKAWA 2016-10-15

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[犯罪小説集 愛蔵版:吉田 修一]読了。短編集。中でも印象的だったのが「万屋善次郎」。犯人が死刑判決を受けた実際の事件の異様さは言わずもがな、限界集落で起きた(が起こした?)凶行という事に多分、山村や集落という環境が自分とは地続きで無いと考えているから惹かれてしまうのだろうか…?

(山怪 続編) 山怪 弐 山人が語る不思議な話 続編 [単行本(ソフトカバー)]

田中康弘

山と渓谷社 2017-01-19

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[(山怪 続編) 山怪 弐 山人が語る不思議な話 続編:田中康弘]読了。畏怖すべき存在の山という意味では痛ましい雪崩事故があったばかりで、一方まだ記憶に新しい北海道の小学生山林置き去り行方不明、その後保護というニュースは想像力を掻き立てられる山怪的事象と言ったら不謹慎だろうか…。

火花 [単行本]

又吉 直樹

文藝春秋 2015-03-11

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[火花:又吉 直樹]読了。…で、借りるのに約1年半掛かったのでした。住んでる地域の図書館で未だ予約件数3位の本作と、直木賞受賞前に予約をしていた為、数ヶ月待ちで順番が回ってきた現在予約件数2位の「蜜蜂と遠雷」を同時に受け取る事が出来たこの庶民的小さな喜びをどうかご理解頂きたい。

蜜蜂と遠雷 [単行本]

恩田 陸

幻冬舎 2016-09-23

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[蜜蜂と遠雷:恩田 陸]読了。私はラン・ランを支持します。派手なステージングや他ジャンルとのコラボ等、どこまでいってしまうのかに注目したい。その音楽性や思想は抜きにして…。最近、やはりクラシックピアニストとエレクトロニカアーティストとのコラボCDを購入したのだが、リピ-トしてる。

ノーノー・ボーイ [単行本]

ジョン オカダ

旬報社 2016-12-14

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[ノーノー・ボーイ:ジョン オカダ]読了。最近、ブロードウェイミュージカル「アリージャンス」の事を知り、その昔大河ドラマ「山河燃ゆ」を見て子供ながらに衝撃を受けたなあ、なんて事も思い出して興味を持った。“アイデンティティーとは”なんて考えた事も無いし、正直自分にはまだ分からない。